WIRELESS CITY PLANNING

お知らせ

2015.11.09

Wireless City Planning 株式会社

愛媛県西条市の「防災情報等伝達システム」で 無線ネットワークを提供

~全国展開するAXGPと地域WiMAXが連携し、高品質な防災情報伝達システムを構築~



株式会社ハートネットワーク(本社:愛媛県新居浜市、代表取締役社長:大橋弘明、以下「ハートネットワーク」)と、ソフトバンクグループのWireless City Planning株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮内 謙、以下「WCP」)は、愛媛県西条市(市長:青野 勝)が導入を進めている「防災情報等伝達システム」において、BWA高速無線サービスと屋外設置型端末を利用した河川監視カメラおよび防災放送(IP告知)のネットワークシステムを、共同で構築することに合意しました。河川監視カメラは、2015年7月から試験運用を開始しており、防災放送は2016年4月の運用開始を目指し、2015年10月以降、システム構築を進めています。なお、自治体が提供する公共サービスに、地域BWA事業者と全国BWA事業者が協業し、両者のネットワークを活用して高速無線サービス提供するのは、全国で初めてになります。


当システムの導入にあたり、青野西条市長は、以下のとおりコメントしています。

「緊急時において、山間地など事前に職員では現地確認できない場所では、河川監視カメラは大きな力を発揮するものと考えられます。また、災害時には、山間地を中心にタイムリーな情報をいかに迅速に伝達できるかが必要となるため、連絡体制の整備により安心感につながる体制が構築できます」


当システムは、ハートネットワークがWCPからMVNOで回線の提供を受け、ハートネットワークが運営する地域WiMAXサービスのエリアを補完して提供するもので、両社のネットワークを最大限活用し、山間部を含む西条市内の全監視地点をカバーします。このシステムが完成すると、山間地などにおける河川水位状況がリアルタイムで確認でき、増水などへの迅速な対応が可能となります。また、防災放送では、緊急時においてほぼ市内全域一斉に放送することが可能となり、市民に対し即時性のある情報が伝達されるようになります。


ハートネットワークとWCPは、今後も地域の公共サービスの発展に貢献して参ります。